父ちゃん、人生はラテン系♪?

人生、楽しくいきましょうや♪

さいたま国際マラソン 心象風景な徒然草~後編

第三関門。25.5㎞。12:05



お日様が照り出してきた。
adidasテックフィットの下に、ファイントラック着用。雨対策。
晴れてくると、暑苦しい。

第三関門。ちょうど折り返し地点。7分余裕でクリア。

すれ違うランナーの表情を眺める。
失速するランナーが出てきたな。

その走りでは、第三関門には、間に合わないのでは?
諦めたかのように、歩いてしまっているランナー。ポツリ、ポツリ。

シャアの仮装ランナー。歩いている。
さいたまスーパーアリーナで、俺の座席の前で着替えていた人だ。
仲間内で、シャアの姿を、楽しそうに写真撮影していた人じゃないか。

あの人。ここで、アウトなのか。

第四関門。30.0㎞。12:35



次なる第四関門。ジャスト30㎞。
10分ぐらい余裕があればいいと思っていた。
10分あれば、制限時間内の完走は、射程範囲内。

30㎞手前。
コース高低図では、10mの高さの上りがあることを把握していた。

ここが一番厳しいところではないか?
前日トークショーで、川内選手も、勝負ポイントと力説していた。

坂に差し掛かる。キ、キツい。
初めて、上りがキツいと感じた。太ももへの負荷を感じる。

「坂はもう少しで終わりですよ~負けるな~頑張れ~!」

沿道の応援が耳に入ってくる。その通り。逆らわずに上がろう。
ありがとう。

上った!第四関門、30㎞地点クリア!

余裕は、10分。よしよし。

さぁ、戦闘開始!
ここからが勝負。楽に走ってきたはずだ。行くぞ。

しかし。
ペースを上げようとすると、気持ちツラい感覚。

う~ん、おかしいな。
まだ上げるのは、止めておくか。35㎞まで様子を見よう。


チーム75の背文字が見える。ワタナベさんだ。苦しそうだな。

追いついた瞬間。声をかける。

「ナベさん。小江戸川越ビールが待ってるよ。」

「やられたよ~~~」ワタナベさん。ため息のように漏らす。

「楽に、行こう。楽に。」自分にも言い聞かせていた。


第五関門。35.2㎞。13:05



ペースダウンが始まる。

おかしい。楽に走ってきたはずなのに。
今回も、ネガティブスプリット、ダメなのか。
こんちくしょう。

35㎞地点。
手元GPS時計では、ラップが6'03/㎞ペース。
6分のラップを見てしまうとは。

いかん。ヤバイぞ。これは。

制限時間4時間内でのゴール。どれぐらいのペースで行けばいいんだ?

時計を見る。脳内計算。
キロ6で行けば、ギリギリ大丈夫。

大丈夫、大丈夫。いける、いける。

と思いつつ。ジワリとプレッシャーを感じ始めていた。

第五関門。35.2㎞地点。9分余裕でクリア。

次の第六関門。最後の関門。
もし。第五関門をギリギリでクリアした場合。
4:45/㎞ペースでいかなければ、関門アウトになることは、把握していた。

9分余裕がある。大丈夫だ。第六関門までは走ろう。

第六関門。39.4㎞。13:25



くそー。歩きてぇ。暑いぞ。

微妙なアップダウンの連続。しんどい。
俺の地力は、しょせん、この程度か。

マイコース多摩湖より楽だという感覚。
誤解。レース前半の俺が間違いだった。

体力の限界。
思えば、衰えたもんだな。
このレースが、終わったら。
ガチなフルマラソンは、引退しよう。

マラソンにまぐれはない。
ガチなトレーニングをする気力がなくなれば、ガチなランは、もうお仕舞いだ。

こんな身体に悪いこと、もうやってられん。
50を越えたオヤジのやることじゃない。

第六関門。39.4㎞。どこなんだ?

と思っていたら、40㎞の看板表示。
あれ?見落としたかな?

とりあえず、最後の関門は、突破していたらしい(笑)


もう、いいじゃないか。歩こうよ。

いや。待てよ。
お前のポリシーは、なんなのだ?


「マラソンである以上、歩いてはいけない」


お前。ラストランになるかもしれないのに。
最後に、ポリシー捨てるのかよ。絶対に、後悔するぞ。

それに。
制限時間4時間の大会なんだ。
4時間以内に、ゴールしなきゃ意味がないだろう。

どれぐらいのペースで走ればいいんだ?
手元時計を確認。キロ6で、いいじゃないか。

なにがなんでも、4時間以内にゴールしよう。

給水所のコップをつかむ。
キャップを脱ぐ。水をザブリと頭にぶちまける。

よし!行こう!


40㎞手前辺りから、手足に痺れを感じていた。

ハンガーノックなのか?脱水状態なのか?電解質が足りないのか?

よ~わからん。とにかく、走ろう。

沿道の応援が増えてきた。とにかく、走ろう。

歩いていたら、みっともないぜ。とにかく、走ろう。

もう少しなんだ。とにかく、走ろう。

苦しいのは、気のせいだ。とにかく、走ろう。

絶対に歩くな。とにかく、走ろう。

なんでもいい。とにかく、走るんだ。


カーブを曲がる。

はるか前方に、ゴールゲートが見えた。

おぉ!

軽く叫ぶ。軽くダッシュ。

よし!
もう少しゴールに近づいたら、スパートだ!

残りわずかだ!


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


雄叫び!ごぼう抜き!


ダーーー!


ゴールに飛び込み、ガッツポーズ!

父ちゃん、やったぜ!


「ゴール後」編に続きます。。。

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Comment

キミ兄  

No title

これぞ市民ランナー!!
「とにかく走ろう」
全オレが泣いた!!!

しかし本当にガチランナー引退ですか?

2015/11/18 (Wed) 18:46 | EDIT | REPLY |  

BJ  

Re: キミ兄さん

ありがとう!
兄さんにコメントもらえて、スゲー嬉しいです。
タイムは、今一つですが、頑張りましたよ。ホンとに。

>しかし本当にガチランナー引退ですか?

ストレートに質問しますね(笑)
レポ書きながら、考えがまとまりそうになってきたので、詳細は、後日、webで(笑)

2015/11/19 (Thu) 05:27 | EDIT | REPLY |  

たいまこ  

No title

あ〜面白かった。
読むにつれて引き込まれていきました〜
ゴール編が楽しみです

自分も先日、初のフルマラソン挑戦。なんとかサブ4達成出来た50代です。
最後は何とかゴールにたどり着きました。
50過ぎて何が楽しくてこんなキツイ走り込みしてるんだろうと自問自答しながら
走っている時もしょっちゅうあります。
でもやっぱり目標を決めてそれに向かっている自分を少し誇らしく思う時もあります
子供達に50過ぎのオヤジの頑張ってる姿を見せたい気持ちも・・・
多分そっちの方が大きいから頑張れるんだと思います。
次はサブ3.5を目標にと思う自分と、タイムを気にせず継続して70歳でも走れるようにと思う自分とあります
答えは走りながら考えます。

2015/11/19 (Thu) 19:06 | EDIT | REPLY |  

BJ  

Re: たいまこさん

はじめまして!

思わず、小躍りして、喜んでしまうようなコメント、誠に、誠に、ありがとうございます。
初フルマラソンで、サブ4達成されたんですか!素晴らしいですね。

えぇ、私も、50過ぎのオヤジが、こんなに無理して、将来的に、身体に影響ないのか?って、考えたりします。

私は、初フル挑戦から、4年経ったところなので、まさに、転機を迎えてます。
記録狙いを継続するのか。
末長く走ることを選ぶのか。

>答えは走りながら考えます。

おっしゃるとおりですね。
ありがたいコメント、本当にありがとうございました!


2015/11/19 (Thu) 20:23 | EDIT | REPLY |  

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