さいたま国際 総括~完走後の心境

2015/11 さいたま国際
11 /21 2015

完走率は、70%程度。
さいたま国際を完走することは、市民ランナーにとって、ひとつのステイタスになると思います。



大会前日。
高橋Qさん/赤羽さん/川内選手のトークショー。
大会サポーターの川内選手が、完走率につき、ズバリと予想。



70%?
そんなに低くなるかな?断言しすぎでは?

制限時間4時間。
最低限、サブ4クラスのランナーが集まる。
70%ってことは、ないでしょう?

・・・・・と感じたが、川内選手の予想が的中。

報道によると、出場者4952名。完走者3557名。脱落者1395名。
全体の完走率は、71.83%。男子73.57%。女子56.16%とのこと。

埼玉TV「さいたま国際マラソン」録画を観てみると。
4時間きっかりに、ゴールゲートを、人の鎖で、一斉に封鎖するシーン。

圧巻。厳格。あぁ無情。

完走率の低さを課題とする報道を見受ける。
が、個人的には、制限時間4時間を緩和する必要があるのかな?と感じる。

制限時間が厳しい国際大会。
だからこそ、チャレンジというランナーもいると思う。

マラソン大会が乱立する時代。
制限時間6~7時間の大会。山のようにある。

抽選大会も、増えたよねぇ。
石を投げれば、都市型マラソンに当たるみたいな。

むしろ、サブ4を参加資格にするとか。

大田原や防府読売のように。
市民ランナーにも、一定のハードルを設定する本格的な大会が、もう少しあってもいいと思うけどな。


「打倒!関門!」

半ばジョーク。が、思考は現実化した(笑)

制限時間4時間の醍醐味。
たっぷりと堪能させて頂きました。

とっても、楽しい42.195㎞でした♪
by 高橋尚子(2000年シドニー)

【ラップ/ランナーズアップデート】
5㎞  26:57(5:23/㎞)
10㎞ 27:23(5:29/㎞)
15㎞ 27:03(5:24/㎞)
20㎞ 27:17(5:27/㎞)
25㎞ 26:52(5:22/㎞)
30㎞ 27:39(5:32/㎞)
35㎞ 29:09(5:50/㎞)
40㎞ 30:32(6:05/㎞)
FIN  12:20(5:36/㎞)


【EPSON GPS時計】
走行距離:42.343㎞
走行時間:3'55'14
平均ペース:5'33/㎞
平均心拍数:155
ピッチ:180
ストライド:99


よくやったと思うことをひとつだけ。

EPSON測定では、ラスト343mの平均ペースが、4'39/㎞。
43ラップ中、最速ペース。

失速していたのに。
なかなかのラストスパートっぷり。
雄叫びを挙げただけある(笑)

たかが、343m。されど、343m。


ところで。

初フル以来。
ガチで走った大会での、自己ベスト連続更新記録。

細々と保っていたが。

さいたま国際にて、遂に途絶えた。

11回目の挫折。

以下、ネットタイム。( )内は、体重。

【ファーストシーズン】
2011/9 マウイ 4時間23分(61.4㎏)
2012/3 板橋CITY 3時間58分(60.9㎏)

【セカンドシーズン】
2012/10 アクアライン 3時間54分(60.4㎏)
2013/1 勝田マラソン 3時間53分(61.8㎏)
2013/4 かすみがうら 3時間48分(60.9㎏)

【サードシーズン】
2013/11 富士山マラソン 3時間47分(61.5㎏)
2014/1 勝田マラソン 3時間45分(62.4㎏)
2014/4 長野マラソン 3時間42分(62.6㎏)

【フォーシーズン】
2014/10 アクアライン 3時間41分(62.8㎏)
2015/2 東京マラソン 3時間35分(59.3㎏)

【ファイブシーズン】
2015/11 さいたま国際 3時間55分(64.0㎏)


自己ベストを20分も下回ったね。
体重も重すぎ。絞れてない。

原因。

単純に、調整不足。

なぜ、調整不足が生じたか?

東京マラソン参加による、燃え尽き症候群。

ランニング歴7年。フルチャレンジ5年目による倦怠感。

やる気の減退。記録更新の意義への疑問。

マラソントレーニング&理論へのデジャブ感。

大会参加に対するモチベーションダウン。新鮮さの欠落。緊張感の欠如。

52歳。忍び寄る体力低下。故障に対する身体への懐疑。懸念。
フルマラソンの負荷。身体への影響。紫外線。活性酸素。心臓への負担。

そして、ウクレレへの興味の移行。

ここら辺で、やめておこう(笑)

せっかく、マラソンブログ村に復帰したのに。

お前、何しに戻ってきたの?とお叱りを受けるかも(苦笑)

大会を控えている皆さま。申し訳ありません。

でも、東京マラソンから、さいたま国際にかけての正直な気持ちだから。

悪気はないので。お許し下さい。


ラストランになるかも?

と思いつつ、トライした、さいたま国際。

自己ベスト更新が途絶えたときに。

ガチランは、引退。

いつの頃からか。

漠然と、そんな風に考えていた。

現実に、更新が途絶えた今。

考えていること。

































とりあえず。

来年3月とか4月に。

もう一回、頑張ってみるかな。

目指せ!サブほにゃらら!

ではなく。

打倒!なんとか!

でもなく。

もう一回だけ、自分なりに、ベストを尽くしてみよう。

もう一回だけね。

その先は。

その先で考えればいい。

こんな感じで。

淡々と。

数字には、過度に縛られない。

『全く』縛られないのではなく。

『過度』には、縛られない。

気分を開放して。

視野を広くして。

体感に従って。

もしかして。

再び、やる気を喪失することがあったとしても。

それは、それとして。

とりあえず。

走りましょう。

走るのは、好きだから。



ほなまた♪

近頃、関西弁を多用する理由は、どこにある?

俺は、わかってるんだけど(笑)

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さいたま国際マラソン 心象風景な徒然草~ゴール後

2015/11 さいたま国際
11 /19 2015
ゴール!やった!

手元時計をストップ。
ゴールゲートに振り返る。
キャップを脱ぐ。コースに向かって、深々と一礼。

このポーズ。陸上部っぽくて好きだ。

タイムはどうだったんだ?
手元時計。ネットタイム、3時間55分14秒。

ロスタイムは、3分くらいだったから。
グロスだと、3時間58分くらいか。

よ~やった。ギリギリやったな。
ホンの一瞬。感極まる。グッとこらえる。

ゆっくりと歩く。
ボランティアの方から、ペットボトルが手渡される。
ありがとう。

フラフラする。少し休もう。座れるスペースはないか?

ちょうど、座っていたランナーが立ち上がり、スペースが空く。
座れるぞ。よかった。縁石にへたりこむ。

ペットボトルの水を半分。一気。ふぅ~~~

大会会場の男性MCの実況が響いている。

「さぁ、制限時間4時間まで、残りわずかです!
ランナーの皆さん、最後まで、頑張って下さい!」

「ゴールゲートが、締め切られましたぁ~~~。
う~ん、ホンとに、ゴール手前まで、頑張っていたランナーの方もいたんですが。
紙一重ですね。。。厳しいですね。。。」


あれ?
ゴールゲートは、4時間で締め切りなの?
第六関門をクリアすれば、OKじゃなかったんだ。知らなかった。
あぶない、危ない。
歩かなくて良かったなぁ。

そういえば。
トイレ。結局、行ってないな。
トイレに寄ってたら、2分はロスしたかも。ギリギリ、アウトだったかな。
紙一重だよねぇ。

そういえば。
37㎞地点のたかしさんの応援ポイント。
記憶から、飛んでしまったな。
苦しんでいたからかなぁ。

ワタナベさん。
待っていれば、来るかな。
追い抜いたときの走りの感じでは、厳しいかも。どうなんだろう。
(注:ワタナベさんは、見事に完走されてます。さいたまテレビの録画で、ゴールシーンの勇姿を観ました。)

あまり、長く腰かけているのも、身体に良くない。
ゆっくり歩こう。

完走メダル。
首にかけてもらうのは、なるべく、可愛い女性がいいな。

フィニッシャーズタオル。
肩にかけてもらうのは、なるべく、可愛い女性がいいな。

世のオヤジランナーが考えることは、一緒だろう(笑)
汗臭くないかな。申し訳なく思ったりもする。

ありがとうございます。
かけてくれた女性に、アイコンタクト。
女性の目が輝く。

さいたまスーパーアリーナ会場内に、入る。
貴重品預りは、長蛇の列。
先に着替えて、後で、取りに行くか?

いや。スマホを預けてある。
ゴール後の姿。誰かに、写真を撮ってもらいたい。

貴重品預りの列に並ぶ。
前に立つランナーと、目が合う。自然に会話する雰囲気。

「大変なコースでしたね。前半は、たいしたことないと思いましたけど。後半に、地味にきましたよね。」

「そうですね。昼間から、暑くもなりましたしね。」

「えぇ。わたし、ギリギリ、ゴールでした。危なかったです(笑)」

「あぁ、わたしもそうです。さっき、ゴールしたばかりです(笑)」

「でも、面白い大会でしたね。勝負ができる大会ですよね。」

「沿道の声援も多いですしね。」

「来年も参加しますか?」

「いや~どうでしょう?ちょっと考えます(笑)」



貴重品預りから、荷物返却。
スマホを取り出す。

かみさんから、メールが届いている。
13時46分か。完走直後だね。

おみごと(ノ゚∀゚)ノ

サブ4完走おめでとう󾔗
第6関門ぎりでセーフだったのでは?
お疲れ様でした~󾠔



メールに、ランナーズアップデート添付。
追いかけてたんだね。



ビルドダウンしてるなぁ。
グロスで、3時間57分55秒か。

ブログには、3時間58分を切るために、スパートしましたぁ!とか、適当なことを書いてやろうかしらん(笑)


写真を撮影してくれる人は、いないかなぁ?

赤いジャンパーを羽織った女性のボランティアスタッフ。
あの可愛い娘がいいな。

ここでも、オヤジ魂を発揮(笑)

「スミマセン。写真を撮ってもらえませんか。」

「あっ。ごめんなさい。写真撮影は、ダメって言われてるんです。」


ありゃ。そうなんだ。

申し訳なさそうな表情を浮かべる女性。

「あっ、でも、あの青いジャンパーの人なら、写真撮影OKですよ。」

指差した先に、若い男性のボランティアスタッフ。

そうですか。ありがとう。

「スミマセン。写真撮ってくれませんか。」

「はい、いいですよ~」




「スミマセン。もう一枚、お願いします。」

「おっ。ボルトのポーズですね。いいですね。」




「おぉ。いい写真だぁ。ありがとうございます。わたし、ブログ書いているんです。今日の写真は、これで決まりです。」

「そうですか♪良かったです♪」



荷物を置いていた座席に戻る。

早速、この2枚の写真を添付して、かみさんに、返信メール。

󾭩ありがとう󾭩

󾟙しびれる勝負だったぁ󾟙
--------------
サブ4完走おめでとう󾔗
第6関門ぎりでセーフだったのでは?
お疲れ様でした~󾠔



しばし。放心。

乾いた汗。塩が吹いている。触ると、ざらつく。
こんな汗まみれで、座席に座っていいのかな。
フィッニシャーズタオルで、拭き取る。

私の座席の後ろのランナー。電話する声が伝わってくる。

「みんな、もう集まっているの?そうかぁ。いや~なんだか、何もやる気が出なくて、放心状態なんだぁ。うん、わかった。後で、いくから。」

俺と同じような状態だね。
結果は、どうでしたか?話しかけたくなる。
ボンヤリしながら。


誰か、知り合いはいないかなぁ?
飲みてぇなぁ。

会場を、なんとなく、見渡す。
わかんねえなぁ。この広い会場で、探し当てるのは、無理かな。

ユルユルと着替え出す。
回りをキョロキョロしながら。見つからない。

かみさんからメールが届く。

ご褒ビール󾦃 買っとくね󾌷



おっ。ごほうビールか。
真っ直ぐ、帰るとするかな。

着替え終わる。アリーナ会場の閉鎖は、午後3時。
10分前に会場をあとにする。

イベント『さいたまうまいもの市場』の『小江戸川越ビール』ブースに直行。
7~8人。並んでいる。

私の番がくる。1杯500円。喉が鳴る。

ビールサーバーから、注いでいる人。
注ぎ口を真剣に眺めている。
ビールを手渡す係りの人に、小声でささやく。

「う~ん、これで、最後だなぁ。完売と言ってくれ。」

俺の後に、並んでいた人達に。大声で、呼び掛ける。

「すみませ~ん、小江戸川越ビール、たった今、完売しましたぁ。お並び頂いている皆さま、申し訳ありませ~ん」

あら?俺が最後なの?ラッキー。
列に並んでいた人達が、残念そうにしている。
喜びの表情を浮かべるわけにはいかんな。

注いでいる人。「お客さん、すみません、500円はお返しします。半分くらい泡なので。」

ただでいいの?ますますラッキー。

「ありがとう。ごちそうさま。」

勝利のビール。
泡半分なんて、とんでもない。至福。


小江戸川越 太麺焼きそばで、腹ごしらえ。





食べながら。回りを見渡す。やはり、誰も見つからない。

スマホで、電車の時間をチェック。そろそろ引き揚げるとするか。

イベントステージ。
中学生オーケストラが、「聖者の行進」を軽快に演奏している。

この空間で、ボンヤリしていたい。名残惜しい。


さいたま新都心駅の改札前。視線を感じる。

あっ。
前日受付で、たまたま会話した人だ。なんたる奇遇。
今回。初フルなのに、サブスリーを狙うと話されていた。
ハーフの自己ベストは、80分らしい。
とても、とても速い。

宮城から来られたとのこと。
言葉のイントネーションが、東京とは微妙に違う。

「おぉ~サブスリー、どうでしたか?」

「いや~ダメでした。ゴール300m手前で、突然、足がつって、動けなくなっちゃいまして。3時間を1分越えちゃいました。」

「1分ですかぁ。それは、惜しい。大変でしたね~」

「まぁ、初フルでしたからね。」

「次は、絶対にいけるんじゃないですか。間違いなく、いけますよ。」

「えぇ。また、頑張ります(笑)」

「あっ。ごめんなさい。電車の時間がありまして。」

「そうですか。」

「また、どこかでお会いしましょう。」

「また、どこかで。」


がっちりと握手。


改札を通り過ぎる。

ちょっと待てよ。
また、どこかで会うわけないじゃないか。
宮城から、来られた方だぞ。
バカだな。俺。急ぐ旅でもあるまいし。もっと会話しておけよ。

一期一会。

失敗したなぁ。

でも、帰ろう。かみさんが待ってるしな。

ごほうビールは、あるみたいだから。
俺は、ケーキを買って帰ろう。

ごほうスイーツだ。
地元では、超有名な超人気店で。
お値段も、チョイと高級なんだけど。

さぁ、帰ろう。お疲れさん。
































で、ガチなフルマラソン。今後、どうするの?

また、次回(苦笑)

さいたま国際マラソンレポ。
とても長くなってしまっているけど。
書いていて、楽しい。

書きながら。ごくたまに、涙目になったりしてる(笑)

自分に酔うのって、みっともない。
だけれども。まぁ、いいじゃないか。

ガチなフルマラソン。
経験を重ねても、決して、簡単になってくれない。

ひとつ、ひとつ。
ささやかで、ありふれた出来事だが。
記憶に留めておきたい。

俺のブログ。
好きに書かせてもらいましょ。

歳を重ねたときに。
このブログは、宝物になる。
4年前の初フルマラソンチャレンジのエッセイを宝物にしてるようにね。

それにしても。
歳とると。涙腺弱い。ホンマに(笑)

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さいたま国際マラソン 心象風景な徒然草~後編

2015/11 さいたま国際
11 /18 2015

第三関門。25.5㎞。12:05



お日様が照り出してきた。
adidasテックフィットの下に、ファイントラック着用。雨対策。
晴れてくると、暑苦しい。

第三関門。ちょうど折り返し地点。7分余裕でクリア。

すれ違うランナーの表情を眺める。
失速するランナーが出てきたな。

その走りでは、第三関門には、間に合わないのでは?
諦めたかのように、歩いてしまっているランナー。ポツリ、ポツリ。

シャアの仮装ランナー。歩いている。
さいたまスーパーアリーナで、俺の座席の前で着替えていた人だ。
仲間内で、シャアの姿を、楽しそうに写真撮影していた人じゃないか。

あの人。ここで、アウトなのか。

第四関門。30.0㎞。12:35



次なる第四関門。ジャスト30㎞。
10分ぐらい余裕があればいいと思っていた。
10分あれば、制限時間内の完走は、射程範囲内。

30㎞手前。
コース高低図では、10mの高さの上りがあることを把握していた。

ここが一番厳しいところではないか?
前日トークショーで、川内選手も、勝負ポイントと力説していた。

坂に差し掛かる。キ、キツい。
初めて、上りがキツいと感じた。太ももへの負荷を感じる。

「坂はもう少しで終わりですよ~負けるな~頑張れ~!」

沿道の応援が耳に入ってくる。その通り。逆らわずに上がろう。
ありがとう。

上った!第四関門、30㎞地点クリア!

余裕は、10分。よしよし。

さぁ、戦闘開始!
ここからが勝負。楽に走ってきたはずだ。行くぞ。

しかし。
ペースを上げようとすると、気持ちツラい感覚。

う~ん、おかしいな。
まだ上げるのは、止めておくか。35㎞まで様子を見よう。


チーム75の背文字が見える。ワタナベさんだ。苦しそうだな。

追いついた瞬間。声をかける。

「ナベさん。小江戸川越ビールが待ってるよ。」

「やられたよ~~~」ワタナベさん。ため息のように漏らす。

「楽に、行こう。楽に。」自分にも言い聞かせていた。


第五関門。35.2㎞。13:05



ペースダウンが始まる。

おかしい。楽に走ってきたはずなのに。
今回も、ネガティブスプリット、ダメなのか。
こんちくしょう。

35㎞地点。
手元GPS時計では、ラップが6'03/㎞ペース。
6分のラップを見てしまうとは。

いかん。ヤバイぞ。これは。

制限時間4時間内でのゴール。どれぐらいのペースで行けばいいんだ?

時計を見る。脳内計算。
キロ6で行けば、ギリギリ大丈夫。

大丈夫、大丈夫。いける、いける。

と思いつつ。ジワリとプレッシャーを感じ始めていた。

第五関門。35.2㎞地点。9分余裕でクリア。

次の第六関門。最後の関門。
もし。第五関門をギリギリでクリアした場合。
4:45/㎞ペースでいかなければ、関門アウトになることは、把握していた。

9分余裕がある。大丈夫だ。第六関門までは走ろう。

第六関門。39.4㎞。13:25



くそー。歩きてぇ。暑いぞ。

微妙なアップダウンの連続。しんどい。
俺の地力は、しょせん、この程度か。

マイコース多摩湖より楽だという感覚。
誤解。レース前半の俺が間違いだった。

体力の限界。
思えば、衰えたもんだな。
このレースが、終わったら。
ガチなフルマラソンは、引退しよう。

マラソンにまぐれはない。
ガチなトレーニングをする気力がなくなれば、ガチなランは、もうお仕舞いだ。

こんな身体に悪いこと、もうやってられん。
50を越えたオヤジのやることじゃない。

第六関門。39.4㎞。どこなんだ?

と思っていたら、40㎞の看板表示。
あれ?見落としたかな?

とりあえず、最後の関門は、突破していたらしい(笑)


もう、いいじゃないか。歩こうよ。

いや。待てよ。
お前のポリシーは、なんなのだ?


「マラソンである以上、歩いてはいけない」


お前。ラストランになるかもしれないのに。
最後に、ポリシー捨てるのかよ。絶対に、後悔するぞ。

それに。
制限時間4時間の大会なんだ。
4時間以内に、ゴールしなきゃ意味がないだろう。

どれぐらいのペースで走ればいいんだ?
手元時計を確認。キロ6で、いいじゃないか。

なにがなんでも、4時間以内にゴールしよう。

給水所のコップをつかむ。
キャップを脱ぐ。水をザブリと頭にぶちまける。

よし!行こう!


40㎞手前辺りから、手足に痺れを感じていた。

ハンガーノックなのか?脱水状態なのか?電解質が足りないのか?

よ~わからん。とにかく、走ろう。

沿道の応援が増えてきた。とにかく、走ろう。

歩いていたら、みっともないぜ。とにかく、走ろう。

もう少しなんだ。とにかく、走ろう。

苦しいのは、気のせいだ。とにかく、走ろう。

絶対に歩くな。とにかく、走ろう。

なんでもいい。とにかく、走るんだ。


カーブを曲がる。

はるか前方に、ゴールゲートが見えた。

おぉ!

軽く叫ぶ。軽くダッシュ。

よし!
もう少しゴールに近づいたら、スパートだ!

残りわずかだ!


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


雄叫び!ごぼう抜き!


ダーーー!


ゴールに飛び込み、ガッツポーズ!

父ちゃん、やったぜ!


「ゴール後」編に続きます。。。

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さいたま国際マラソン 心象風景な徒然草~中編

2015/11 さいたま国際
11 /17 2015
スタート直後。密集状態。

集団のペースが軽快。さすが、制限時間4時間の大会。
ピリッとした雰囲気。

どんな大会でも、なぜ、こんなに遅い人が、前にいるんだ?と感じることが多い。
そんなランナーが見当たらない。

むしろ、俺が、邪魔くさい存在かも。
でも、俺だって、以前は、キロ5とかで、走ってたんだよな。

蛇行しながら、追い抜いていくランナーがいる。腕をかすられたりする。
急ぐ気持ちは、わかる。
けど、腕に振れたら、スミマセンぐらいの手振りが欲しいな。礼儀でしょ。

淡々と。淡々と。リラックス、リラックス。

1㎞毎のラップを気にしない。確認するだけ。
体感に従おう。少し楽な感じで。
ペースアップは、30㎞以降。余力があればしよう。

今までの大会では。
ラップを見ながら、頭の中で、忙しなく計算したりしていた。
今回は、マメな計算はしない。気持ちを楽にして、走ろう。



さいたま国際マラソンのコース。
コース高低図では、小刻みなアップダウンの連続。
試走のブログを読むと、難しいコースとの前評判。

確かに。
スタート直後から、微妙に、アップダウンがある。
でも、これくらい、どうってことない。

マイコース多摩湖は、アップダウンが豊か。
上りは逆らわず。下りは滑らかに。この経験を、今こそ、生かそう。

第一関門。6.3㎞。10:25



第一関門まで、残り500mの看板を見つける。
GPS時計を、時刻表示に変える。
どれぐらいの余裕があるか。チェックしよう。

ボランティアスタッフの方が、「関門まで、もう少しで~す、頑張って下さ~い」と大きな声。
一瞬、残り時間は僅かなのか?とドキッとする。

9分くらい余裕。楽々とクリア。

6㎞過ぎ。
たかしさんは、どこにいるだろう?と探す。
沿道に人が多い。わかるかな?

と思った瞬間、猪木の登場!



「大将!」と言うつもりだったのに。
「たかし!」と呼び捨てにしてしまった。咄嗟だったので(苦笑)
失礼な奴だな。俺。

猪木の隣には、まーがれっとさん。
この人、だれ?って表情をされたと思う(笑)

7㎞付近。
コース最大の難所と呼ばれる『新浦和橋』。上って、下る。

そんなにキツいか?
マイコース多摩湖の方がもっとキツくて、長い坂があるぜ。

12㎞付近。
最初の折り返しを過ぎたところ。後続のランナーとすれ違う。

後ろには、あまりランナーがいないね。

最後尾にパトカー。赤い回転灯をクルクル回している。
その後ろに、どデカイ収容バス。どどーんと3台。

ひぇ~~~感じ悪いっ。勘弁しておくんなまし。
白バイが、チェッカーのごとく、ウロウロと走ってるし。
排気ガスが漂ってくるねぇ。

第二関門。13.9㎞。11:05



楽にクリア。7分くらい余裕あり。順調、順調。

次の第三関門は、25.5㎞。だいぶ先だ。
落ち着いて行こう。

トイレに行きたくなる。
楽に走れてるうちに、すませておくか?
5~6人並んでるな。トイレは、二つだけか。
先に行こう。まだ、我慢できる。

17㎞過ぎに、トイレ表示。いっておくか?
おや?建物内に、奥深く入っていくな?
遠そうだ。止めておこう。

トップ集団とすれ違う。トップは、33㎞辺り。
渋井選手に声をかけようと思っていた。

2年前、ツーショット写真をお願いしたことがある。
テレビで観るのと同様、気さくなお人柄。



渋井選手がきた!4番手だ!

「しぶいさ~ん、ファイト~~~!しぶいさ~ん!!!」声をデカく張り上げる。
届いたかな。

「Tバック!」と叫ぶのは、止めた。
回りのランナーに、変な奴がいると思われかねない。
渋井さんのファンなら、わかるネタ(笑)

20㎞‐30㎞。
コース高低図では、ほぼフラット。
フラットに乗じて、そろそろペースアップしていくか?
いや、まだ早い。リラックスして、走り続けよう。
勝負どころは、まだまだ先だ。

20㎞で、トイレ表示。
でも、コースから離れてるな。並んでるし。

お天道様が照りつけてきた。天気予報どおり、暑くなりそうだ。

もしかして、汗をかいて、トイレにいかなくてすむかも?
とりあえず、様子を見よう。

この判断。
結果的に、効を奏した。この時は、気づいてない。

中間地点を通過。
大会の時計表示で、1時間57分。
スタートロスは、3分。ネットタイムなら、1時間54分か。
いいペースだ。このままイーブンで行けば、3時間50分を切れる。

体感に従い、楽な気分で走っている。
後半に向けて、余力はあるはずだ。

25㎞地点。身体の感覚を確認。
失速するときは、この辺から兆候を感じることがある。
大丈夫だ。元気だぞ。まだ、足に余裕がある。

よし!
俺が待っていたのは、この感覚だ。

ガチなフルマラソンは、ラストかもしれないんだから。
最後くらい、ネガティブスプリットを決めてやろうじゃないか。

この感覚。
間違っていたことに、この時は気づいてない。

後編に続く。。。


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さいたま国際マラソン 心象風景な徒然草~前編

2015/11 さいたま国際
11 /16 2015
さいたま国際マラソン当日。

朝4時前。自然と目が覚める。
緊張してるのだろうか。

朝5時起床の予定。起き上がるには、早すぎる。

身体を伸ばしたり。横になったり。うつ伏せになったり。
布団にくるまったまま、時間をつぶす。

朝5時前に、布団からでる。

朝一番。体重測定。64㎏。
昨日は、62.7㎏だったのに。
なぜ、わずか一日で、こんなに増えるのか?昨日、食べ過ぎては、いないはずだ。
体重コントロールが、うまくいかなかった。重たいな。

熱いシャワーを浴びて、身体を目覚めさせる。

テレビをつける。天気予報をチェック。
雨は、スタート前に、あがるのではないか。でも、昼頃から、暑くなりそうだな。
難しい天候になりそうだ。

着替え。シューズ&ウエアに防水スプレー。ワセリンを手足に塗る。雨対策。

朝飯。餅4個。醤油をかけるだけ。味は、この際、なんでもいい。

荷物をチェック。6時半に出発。
かみさんが、「頑張ってね」と見送ってくれる。

家を出て、歩き出した直後。
胃痛対策で、胃薬を飲むのを忘れたことに気付く。
しまった。戻るのは面倒だ。大丈夫かな。準備が甘いな。

JR武蔵野線に出るために、バスを使う。
予定通りに運行してくれるだろうか。
朝の時間帯なら、変な渋滞もないだろう。

ウォークマンから流れる音楽。ジェイク・シマブクロ。
気分を落ち着けるために。癒しを感じさせる音楽の方がいい。

バスに乗った瞬間に、イヤホンを外す。
初めて乗るバスだ。車窓を楽しもう。

本当に集中しようと思うとき。音楽は聴かない。
感覚が引き締まる。

集中したい。音楽を聴くのは止めよう。

JR武蔵野線。ラッキーなことに座れた。ひと安心。

目の前に。さいたま国際の袋を抱えている人が座っている。
頬がこけている。シューズは、ターサージール。速そうだ。

目をつむる。眠くはない。静かに、緊張感。

7時50分。さいたま新都心駅に到着。



改札口前で、ボランティアの皆さんが集まっている。
駅前で、何かすることがあるのだろうか?

さいたまスーパーアリーナに向かう。



スーパーアリーナ内は、ランナー以外、立ち入り禁止。



広々とした空間。広々とした座席。
暖房でも入れてるのだろうか。暖かい。
こんなに、快適なランニング会場は、初めてだな。

時間は、ありすぎるほどにある。しばし、会場を眺めながら、ボンヤリ。

関門時間を手の甲に書き込む。



スタート1時間前。アミノバイタルゼリーを飲む。最後の栄養補給。

しまった。30分前に飲むアミノプロテインを忘れてしまった。
迂闊。今回の俺は、どこか甘い。まぁ大丈夫だろう。

ゼッケンセット。計測チップをセット。

貴重品預かりに荷物を預ける。

外に出て、天候チェック。
雨はほとんど降ってない。ポンチョは不要だ。
絶好のランニング日和じゃないか。

トイレに行く。
アリーナ2階のトイレは、長蛇の列。こんなに長い列には並べない。
アリーナを3階、4階と登る。4階のトイレは、並んでいた人が3名ほど。
ここで、用をたそう。

トイレ後、座席に戻る。ウォームアップを脱ぐ。

ブロック閉鎖は、9時30分。25分頃に行けば、十分だ。

9時10分頃から、軽く準備運動&ストレッチ。
ブロック整列前に、もう一度だけトイレに行く。念のため。
この時間になると、トイレはフリーパス。
みんな、ブロックに並ぶのが早いね。

Cブロックスタート。ブロックは、A、B、C、Dの4ブロック。

エントリーしたとき。Cブロックでも、相応しかったかもしれないが。
今の俺は、Dブロック後方の実力じゃないかな。

制限時間4時間。
足切りにあわないためには、少しでも前に並ぶほうがありがたい。

Dブロックの列の横を行く。ほんの少しだけ、申し訳ない気分。

スタートまで、あと10分。スタートに向け、ブロック全体が少しづつ、前に移動。

振り向くと、後ろに、大勢の人。そろそろ本番。

大会MCの男性が、ランナーの皆さん、寒くないですか?とアナウンス。

あまり、ランナーのことを知らないね。
快適な気候だよ。

スタート直前に、アームスリーブを脱ぐ。
寒くない。不要だ。ランパンのポケットに突っ込む。

9時40分。

号砲!

よしこい!気合いを入れる。

ゆっくり歩きだす。スタート地点に到着。
ロスタイムは、3分ほど。ネットタイム、3時間57分で、OKだな。

淡々と走り出す。リラックス、リラックス。

最初の5㎞は、ウォームアップ。
身体に楽に走ろう。目指すのは、確実な完走。無理しない。楽しんで走ろう。

ガチなチャレンジは、ラストになるかもしれないのだから。

続く。。。


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BJ

そこら辺にいるオヤジでございます。